第2回:
多項式の乗算を高速に計算する方法
関川 浩教授
数学では「条件を満たすものが存在するかどうか」を問題にすることがよくあります。「この方程式に条件を満たす解が存在するかどうか」はその典型例です。状況によっては「存在する」と分かれば十分で、そこで議論を終りにすることもありますが、実際に解が必要となることもあります。ここで応用数学の出番となります。ほしいものをどうやって求めるか、さらに、どうやったらもっと効率よく求められるかまで追求するのが応用数学です。これは知能数理分野のコラムですが、知能数理に限らず、あらゆる場面で登場する多項式の乗算を取り上げます。多項式の乗算を計算する方法は中学生のときに習ったと思いますが、ここではカラツバ法という高速な計算方法を紹介します。
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